About the park

公園について

石巻南浜津波復興祈念公園とは

平成23年(2011年)3月11日14時46分頃に発生した東日本大震災は、最大震度7の強い揺れに加え、
その後に発生した津波により、広域にわたり甚大な被害が生じた未曾有の大災害でした。

宮城県石巻市は、約4千人の犠牲者が集中した国内最大の被災市町村で、その中でも旧北上川河口部に位置する南浜地区(南浜町、門脇町及び雲雀野町)は津波の襲来とその後に発生した火災の延焼により500人以上の方々が犠牲となりました。
特に被災の大きかった南浜地区は地震、津波、火災及び地盤沈下の被害を複合的に受けており、東日本大震災の平野部の被災を代表する場所となっています。

南浜地区(門脇町)に広がる火災の様子(出展:石巻百景)
2011.3.11撮影
南浜地区(門脇町)に広がる火災の様子
(出展:石巻百景)
津波襲来後の南浜地区
2011.4.24 撮影
津波襲来後の南浜地区
(2011.4.24 撮影 出所:東日本大震災アーカイブ宮城(石巻市) ※提供者:石巻市社会福祉協議会)
震災前(平成18年11月)の風景
震災前
(平成18年11月)
震災後 がれき等が撤去された風景(平成25年5月)
震災後
(平成25年5月)

この地に整備される復興祈念公園は、宮城県、さらには被災地全体のかなめとなる復興祈念公園として、
この地のみならず東日本大震災で犠牲になられたすべての生命(いのち)に対する追悼と鎮魂の場となるとともに、
東日本大震災の記憶と教訓を後世に伝える拠点となり、
さらには、かつて市街地であった場所に公園の整備を通じて人々が係わり、
人と人との絆、つながりを築いていくことにより、東日本大震災からの復興の象徴となるものである。

このような認識のもと、石巻南浜復興祈念公園の基本理念を、次のとおり定めました。

 石巻南浜津波復興祈念公園の設計、管理運営は、この基本理念の元に行われています。


基本デザインコンセプト

~土地の履歴、街の記憶、追悼と伝承の祈念公園の場所性を重ねる~

基本理念の実現に向け公園の空間構成として、南浜地区における集落の成り立ちの歴史や風土を示すかつての自然環境である「浜」と、震災前に蓄積された半世紀の想いや記憶を示す「街」、さらには東日本大震災による犠牲者を追悼し、被災の記憶を次世代へと伝承し、復興の意志を伝え続ける「祈念公園」としての機能をそれぞれ尊重することが重要と考えました。

南浜地区の市街化以前の「土地の履歴」、震災前の「街の記憶」、震災後の「追悼と伝承の祈念公園」という3つの場所性を重ねていくことを基本デザインコンセプトとしています。

浜(土地の履歴)が意味するもの

浜(土地の履歴)が意味するもの

かつては聖人堀より南側は湿地や松原が広がる場所でした。のちに開墾されると桑畑、果樹園、水田となり、その後宅地開発されました。

街(街の記憶)が意味するもの

街(街の記憶)が意味するもの

街の暮らしの記憶、そして街が失われたことを震災の教訓として残すため、震災前の街の骨格的な街路を公園の幹線園路として残します。

追悼と伝承が意味するもの

追悼と伝承が意味するもの

東日本大震災の犠牲者への追悼の場、教訓の伝承の場、復興への強い意志を発信する場としての祈念公園を整備します。